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主成分がシリコン樹脂でできている「シリコン塗料」。総合的に住宅保存にかかるコストを大きく削減できると言われるほど、非常にコストパフォーマンス性の高い塗料です。
耐久性・耐水性・費用などのバランスがよく、耐用年数は約7〜15年です。
透湿性に富んでいるため結露が発生しにくいことも、人気の理由の一つです。

またカケルペイントでもよく使用している塗料です。

フッ素樹脂を使った「フッ素塗料」は、耐熱性・耐寒性が高いため、あらゆる気候に対応でき、耐用年数が12〜20年と非常に長いのが特徴。
費用が高いので、一般住宅では、外壁よりも施工面積の狭い屋根にのみ採用されることが多いです。

雪が滑り落ちやすいので、積雪地帯の屋根の塗装でも親しまれています。

「無機塗料」は、無機物(鉱物)を主成分としています。
チョーキングや色あせといった外壁のトラブルは、有機物の劣化によって引き起こされるため、無機物を使った塗料であれば外壁が汚れにくいというメリットがあります。

ですが無機質だけでは固すぎて、ひび割れが発生しやすくなり、現在「無機塗料」と呼ばれている製品はほぼ、最低限の量の有機物(合成樹脂)が混ざった「有機・無機ハイブリッド塗料」です。

耐用年数は10〜25年で、フッ素塗料や光触媒塗料よりも強いと期待されていますが、具体的な耐久性は「混ぜる有機物がアクリルかシリコンか」などで変わってきます。

なお前述した「セラミック」も無機物の一種であるため、セラミック塗料と無機塗料は似ています。

「ラジカル塗料(ラジカル制御型塗料)」は、これまでの塗料で多かったチョーキング（白亜現象）の発生を抑えるために開発された2012年に発売を開始した新しい塗料です。
塗膜の劣化・変色を防いでくれる「高耐候酸化チタン」や「光安定剤」を主成分とし、製品によって、アクリル・シリコン・フッ素など、一緒に配合されている合成樹脂の成分は異なります。
耐用年数は8〜16年です。

こちらもカケルペイントで良く使用している塗料です。

主成分がウレタン樹脂である「ウレタン塗料」は、柔らかい素材なので密着性に優れています。
ゴルフボールの塗装にも使われるほど細かい箇所や曲面にも対応でき、複雑な形状の外壁にも最適です。

またモルタル・鉄・アルミ・コンクリートの外壁とも相性がよく、弾力がありゴムのように伸縮する製品もあるので、木材にも塗装可能です。

剥がれにくく硬度があり、耐用年数は5〜10年です。
独特の光沢感があるタイプが多く、仕上がりが気になる方は避けたほうがよいでしょう。